株式会社テラスカイ(3915)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGR22.0%で急成長。直近は29.1%増と加速しており、営業利益率も2.7%から5.9%へ改善。利益成長も伴う高品質な成長。
財務健全性
★★★★★
純利益の過去4期平均(約10億円)に対し、直近期に25億円と異常な跳ね上がりがあり、一過性の要因(減価償却や特別利益等)の疑念が残る
経営品質
★★★★★
成長戦略は実行されているが、利益の急変や新規事業の可視化不足から、経営陣の透明性や詳細な実行計画の提示には改善の余地がある。
競争優位(モート)
複合(認定資格・実績・顧客関係)持続性:中
Salesforce導入における国内トップクラスの実績と認定資格保有数は強みだが、参入障壁が極めて低く、競合他社による模倣や価格競争に晒されやすい構造。
✦ 主要な強み
- 売上高が4年間で約2.2倍(111億円→247億円)に拡大し、CAGR22.0%を維持する高い成長力
- 営業CF/純利益が153%と極めて高く、利益の質が良く、キャッシュフローが健全に回っている
- 自己資本比率65.9%と財務基盤が厚く、借入依存度が低く安定している
⚠ 主要な懸念
- 直近の純利益(10億円)が前年(3億円)の3倍以上に急増しており、収益の持続性や一過性要因の疑念
- Salesforce市場への依存度が極めて高く、同市場の縮小や価格競争が収益に直結するリスク
- 平均年収646万円と高水準だが、クラウド市場の人手不足下での人材確保コスト増が利益率を圧迫する懸念
▼ 構造的リスク
- 特定ベンダー(Salesforce)への依存度が高く、ベンダーの価格改定やプラットフォーム変更が事業モデルそのものを脅かす
- コンサルティング業態ゆえに人件費が原価の大部分を占め、優秀な人材の獲得競争が激化すれば利益率が急落する構造
- 為替変動(米ドル建て取引)の影響を直接受けるが、ヘッジ戦略の明示性が低く、収益が不安定化するリスク
↗ 改善条件
- Salesforce以外のクラウド(AWS等)売上比率が明確に向上し、特定ベンダー依存度が低下すること
- 純利益の急増要因が特定され、次期以降も同水準の利益を維持できることが確認されること
- 人材確保コストの上昇を吸収できる生産性向上(単価アップや自動化)が数値で裏付けられること
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「人材確保」「為替」「市場変化」を列挙するが、具体的な内部対策(例:採用効率化のKPI、為替ヘッジ方針の明示)への言及が薄い。
言行一致チェック
安定的な高成長と品質向上の推進
一致売上成長率29.1%、営業利益率5.9%(前年比2.7%→)と数値上は一致しているが、純利益の急変は持続性の不明確さを示唆
AWS事業、データ活用等、新規事業を成長の柱とする
不明Salesforce依存からの脱却を謳うが、セグメント開示がなく、新規事業の貢献度合いが数値で確認できない