東京電力ホールディングス株式会社(9501)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は前年比-1.6%と縮小し、CAGRも3.8%と低調。再生可能エネルギーへの投資は進んでいるが、収益化の遅れが成長を阻害している。
財務健全性
★★★★★
自己資本比率25.3%と低水準・直近5期で2期連続の赤字(-1236億円)を経験・投資CFが-8592億円と巨額で資金需要が高い
経営品質
★★★★★
投資実行力は高いが、利益率の悪化(3.4%)に対し、収益構造の抜本的見直しやコスト抑制の成果が数値に反映されていない。
競争優位(モート)
規制/ネットワーク効果/独自技術持続性:中
広域送配電網の独占的支配と原子力廃炉の高度技術を持つが、電力小売市場の自由化により競争優位は相対化されている。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益比率が224%と極めて高く、キャッシュフローの質は良好
- 平均年収860万円と業界平均を上回る水準で、高度技術人材の確保が可能
- 送配電ネットワークの強靭化と原子力廃炉技術という独占的基盤を有する
⚠ 主要な懸念
- 自己資本比率25.3%と財務レバレッジが高く、金利上昇リスクに脆弱
- 売上高が81122億円から68104億円へ大幅に縮小し、市場シェアの喪失懸念
- 営業利益率が3.4%と低く、燃料費高騰などの外部ショックに利益が直撃しやすい構造
▼ 構造的リスク
- 電力小売市場の完全自由化による価格競争の激化とマージンの圧迫
- 原子力発電所の廃炉・処理水処分に伴う巨額の固定費負担と社会的合意形成の遅延リスク
- 気候変動に伴う自然災害(台風・豪雨)による送配電網の物理的損傷と供給停止リスク
↗ 改善条件
- 再生可能エネルギー事業の収益化が加速し、営業利益率が4%台へ回復すること
- 原子力発電所の再稼働や廃炉コストの最適化により、固定費負担が軽減されること
- 電力市場における価格転嫁メカニズムの確立と、燃料調達コストの安定化
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
燃料価格高騰や規制強化をリスクとして列挙しているが、内部の収益構造改善策(コスト削減や効率化)への具体的な言及は限定的。
言行一致チェック
カーボンニュートラルと再生可能エネルギーの推進
一致投資CFが過去5期で最大規模の-8592億円となり、設備投資が継続している
収益性改善と信頼回復
乖離営業利益率が4.0%から3.4%へ低下し、純利益も2678億円から1613億円へ半減