株式会社ヤガミ(7488)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGRで+1.7%と緩やかな成長だが、直近は+3.1%と回復傾向。利益率は17.9%と高水準を維持しており、成長の質は安定しているが、急成長の兆しは薄い。
財務健全性
★★★★★
自己資本比率73.1%と極めて健全だが、自己資本額が直近で136億円と前年比減少(141億円→136億円)している点に留意が必要。
経営品質
★★★★★
高い営業利益率(17.9%)とCF品質(98%)を維持する経営手腕は評価できるが、課題認識において外部要因への依存度が高く、具体的な内部改革の方向性が数値に反映されていない。
競争優位(モート)
独自技術/規制持続性:中
国産唯一の蘇生法教育人体モデルなど独自技術と、理科教育振興法に基づく補助金制度が参入障壁となる。ただし、中国製品の台頭やネット通販拡大により優位性は脅かされている。
✦ 主要な強み
- 営業利益率17.9%と業界平均を大きく上回る高い収益性
- 営業CF/純利益が98%と、利益のキャッシュ化能力が極めて高い
- 自己資本比率73.1%と財務基盤が極めて安定している
⚠ 主要な懸念
- 売上高が過去5期で102億〜111億の範囲で推移しており、明確な成長軌道に乗っていない
- 自己資本額が直近で減少傾向にあり、内部留保の蓄積ペースが鈍化している可能性
- 平均年収668万円という数値のみで、他社との比較や成長性に関する詳細な人材戦略が不明
▼ 構造的リスク
- 公立学校予算や補助金制度に依存する構造上、政策変更による需要の急変リスクが常にある
- 医療・教育機器分野において、中国製安価製品との価格競争に晒される構造
- 特定の教育用人体モデルなど一部商品に依存するリスクと、その市場規模の限界
↗ 改善条件
- 産業用機器や海外市場での新規顧客獲得が売上高の2桁成長に寄与すること
- 理科教育機器分野において、単なる販売からメンテナンス・サービス収益へのシフトが加速すること
- 中国製品との差別化を技術面またはブランド面で明確にし、価格競争から脱却すること
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
成長鈍化やシェア低下の要因を「理科教育機器の需要の成長鈍化」「中国製品の台頭」「半導体業界の不安定化」といった外部環境にのみ帰着させており、自社の競争力強化策への言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
DX加速に対応した産業用機器の販売拡大を推進
乖離売上高は横ばい〜微増(102億→109億)であり、産業用機器拡大による明確な売上急増は確認できない。
海外市場における新興国における新規需要の創出
不明為替変動リスクを課題として認識しているが、海外売上比率や成長への寄与度に関する数値的裏付けが不足している。