カシオ計算機株式会社(6952)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は前年比-2.6%と縮小し、4年CAGRも3.6%と低水準。利益率5.4%は横ばいだが、成長の質は低く、有機的な拡大が見られない。
財務健全性
★★★★★
純利益が4期連続で減少傾向(159億→81億)・営業CFが直近期に前年比47%減(305億→161億)
経営品質
★★★★★
中期計画は掲げているが、直近の財務実績(売上・利益の二重悪化)と乖離しており、実行力と誠実さに疑問符がつく状態。
競争優位(モート)
ブランド/独自技術持続性:中
G-SHOCKの圧倒的なブランド力と耐久性技術は強固だが、スマートウォッチ市場での競合激化により、技術的優位性の維持が課題となっている。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率66.0%と極めて高い財務健全性
- 営業CF/純利益が200%と極めて高いキャッシュフロー品質
- G-SHOCKブランドによる安定した収益基盤
⚠ 主要な懸念
- 純利益が過去4期で159億円から81億円へ半減
- 売上高が2618億円と前年比2.6%減少
- ROEが3.5%と資本効率性が著しく低い
▼ 構造的リスク
- スマートウォッチ市場におけるAppleやSamsungなど大手テック企業との競合激化
- 時計市場の成熟化による単価・数量の二重圧力
- 半導体・電子部品の供給網リスクと原材料価格変動への脆弱性
↗ 改善条件
- スマートウォッチ市場での差別化製品開発が成功し、時計事業のシェアが回復すること
- 高付加価値製品へのシフトにより、売上規模縮小を伴わずに利益率が5%台後半へ改善すること
- 新規事業(EdTech等)が収益の柱として定着し、コア事業の減衰を補完すること
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「競争」「技術」「規制」を列挙しているが、内部の収益構造改善策や具体的な対策への言及が薄く、外部環境への依存度が高い印象を与える。
言行一致チェック
収益基盤強化とコア事業の再成長
乖離売上高は-2.6%減、純利益は前年比32%減(119億→81億)と悪化
資本効率性の重視
乖離ROEは3.5%と低水準で、自己資本比率66.0%は高いが収益性が伴っていない
人的資本経営の強化
不明平均年収814万円は公表されたが、利益減少との対比で人件費対効果の低下が懸念される