マクセル株式会社(6810)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年間でCAGR-1.7%と縮小傾向にあり、直近も+0.5%の微増に留まる。利益は回復したが、成長の質は低く、有機的な拡大には至っていない。
財務健全性
★★★★★
純利益が過去4期で3期連続で赤字(-94億〜-37億)から黒字転換したものの、直近41億は1期前の75億より低下・自己資本比率57.2%と健全だが、自己資本額が直近5期で横ばい〜微減(942億→973億→859億)の不安定さ
経営品質
★★★★★
財務数値の改善(営業利益率向上)は認められるが、売上縮小と純利益の減少に対し、外部環境要因への言及が主であり、具体的な内部改革の進捗が数値で裏付けられていない。
競争優位(モート)
独自技術持続性:中
アナログコア技術と多様な製品ポートフォリオを有するが、競合他社の技術革新や価格競争によるシェア喪失リスクが明示されており、優位性の維持には継続的なイノベーションが不可欠。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益が240%と極めて高く、利益のキャッシュコンバージョン能力が優秀
- 自己資本比率57.2%と財務基盤が堅牢で、財務リスクは低水準
- 営業利益率が6.3%から7.2%へ改善し、コスト管理や製品ミックスの改善効果が一部確認される
⚠ 主要な懸念
- 売上高が4年連続で縮小傾向(CAGR-1.7%)にあり、成長エンジンが機能していない
- 純利益が過去4期で3期連続赤字を経験し、収益の安定性に欠ける
- 投資CFが直近2期でマイナス(-80億、-48億)に転じており、成長投資の規模が限定的
▼ 構造的リスク
- BtoBモデルかつ特定産業(自動車、ICT)への依存度が高く、顧客の在庫調整や景気変動に収益が敏感に反応する構造
- アナログ技術分野における競合他社の技術革新や価格競争により、独自性が相対化されるリスク
- 原材料価格高騰や為替変動の影響を価格転嫁で吸収しきれない場合、利益率が急激に悪化する脆弱性
↗ 改善条件
- 自動車やICT/AI分野での高付加価値製品の受注が加速し、売上高がCAGRプラスに転じること
- 原材料価格高騰や為替変動に対する価格転嫁体制の確立、またはコスト構造の抜本的な見直し
- 顧客の在庫調整局面が解消され、需要が回復して生産稼働率が向上すること
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「自動車市場の成長鈍化」「顧客の在庫調整」「世界経済の不確実性」を列挙し、内部の成長戦略の遅れや収益構造の硬直性への言及が薄い。
言行一致チェック
MEX26中期経営計画に基づき、注力3分野で成長事業を拡大し企業価値向上を目指す
乖離売上高は4年間で1391億から1298億へ減少(CAGR-1.7%)しており、成長戦略の実行は遅れている
収益性改善と高付加価値製品の開発
乖離営業利益率は6.3%から7.2%へ改善したが、純利益は75億から41億へ減少しており、収益の質に課題が残る