株式会社コンテック(6639)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGRで4.1%と緩やかな成長。直近は6.6%増と加速したが、営業利益は前年比で減少しており、成長の質は収益性悪化の懸念がある。
財務健全性
★★★★★
直近の営業利益が17億円と前年(16億円)から微増にとどまり、利益率6.0%で横ばい傾向・純利益が12億円と前年(16億円)から25%減少し、収益性の低下が顕在化
経営品質
★★★★★
目標数値と実績の乖離が明確であり、外部環境要因への依存度が高い。利益率の低下に対し、内部構造の抜本的見直しを示唆する記述が不足している。
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
産業用コンピュータ・制御機器分野での長年の技術蓄積と特定業界(半導体・医療)への深耕が優位性。しかし、台湾メーカーとの激しい価格競争や技術陳腐化リスクにより、優位性の維持は中程度。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益が174%と極めて高く、利益のキャッシュ化能力が優秀
- 自己資本比率54.4%と財務基盤が堅牢で、自己資本は5期連続で増加(83億→124億)
- 平均年収796万円と業界水準を維持し、人材確保の基盤がある
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が6.0%で横ばい、かつ純利益が前年比25%減と収益性が悪化
- 営業利益の絶対額が17億円と目標(28億円)に対し大幅なギャップがある
- 売上成長率6.6%に対し、利益成長が伴っておらず、コスト増の転嫁が困難な状況
▼ 構造的リスク
- 台湾メーカーとの価格競争により、産業用PC市場でマージンが圧迫される構造
- 部品調達コスト高騰と為替変動リスクに対し、価格転嫁力が限定的なビジネスモデル
- 技術革新のスピードが速く、自社製品の陳腐化リスクが常にある
↗ 改善条件
- 原材料価格高騰や為替変動を吸収できる価格転嫁、またはコスト構造の抜本的見直しが実現すること
- DX関連新市場(AI・ロボット等)での受注拡大により、高収益事業比率が向上すること
- 台湾メーカーとの差別化が図れ、営業利益率が7%以上へ回復すること
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
リスク要因として「台湾メーカーとの競争」「原材料価格高騰」「為替変動」を列挙するのみで、自社の価格競争力強化やコスト構造改革といった内部対策への言及が薄い。
言行一致チェック
2024年3月期に売上高300億円、営業利益28億円を目標とする(成長投資・収益性改善)
乖離直近売上274億円(目標達成には約9.5%増必要)、営業利益17億円(目標達成には65%増必要)。利益率も6.0%で改善の兆しが見えない。
DX市場・新市場の開拓によるコア事業の充実
不明売上成長率は6.6%と中程度だが、営業利益は減少しており、新市場開拓が即座に収益に寄与していない可能性。