東洋電機製造株式会社(6505)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
直近売上は前年比26.1%増と急伸し、4年CAGRも5.2%と中長期的に成長軌道に乗っている。利益率の改善も伴い、成長の質は高い。
財務健全性
★★★★★
営業CF/純利益比率が28%と低く、利益のキャッシュ化効率に課題がある(純利益21億円に対し営業CFは6億円)
経営品質
★★★★★
目標数値(売上400億、利益率5%等)を直近で達成しており実行力は示しているが、利益のキャッシュ化効率(28%)の低さや、外部要因への依存度が高い点は改善の余地がある。
競争優位(モート)
独自技術/スイッチングコスト持続性:中
鉄道車両用電機品など長年の実績と高度な技術により顧客との信頼関係(スイッチングコスト)を構築。ただし、競合他社の技術革新や価格競争リスクが存在する。
✦ 主要な強み
- 直近5期で売上高が331億円から405億円へ22%増と堅調な成長を遂げている
- 自己資本比率51.5%と財務基盤が極めて健全で、財務リスクは低い
- 営業利益率が2.9%から5.9%へ倍増し、収益体質の改善が明確に進んでいる
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが6億円と純利益(21億円)の約3割しか確保できておらず、利益の質に懸念がある
- 直近の売上急増(+26.1%)に対し、投資CFが-3億円と拡大傾向にあり、成長投資とのバランスが注目される
- 過去に純利益がマイナス(-9億円)となった実績があり、利益の安定性にはまだ課題が残る
▼ 構造的リスク
- 鉄道・産業用機械向けBtoB事業であり、顧客の設備投資サイクルや景気変動に収益が直結する構造
- レアアース等の資源価格変動リスクを内部で完全に吸収できる体制が不明確であり、原価変動が利益を直撃する構造
- 競合他社の技術革新や価格競争が激化する中で、独自技術による差別化維持が継続的に求められる構造
↗ 改善条件
- 営業CF/純利益比率が80%以上へ改善され、利益のキャッシュ化効率が高まれば財務健全性がさらに向上する
- 原材料価格高騰局面での価格転嫁が成功し、営業利益率を5%以上で安定的に維持できれば収益基盤が強化される
- 投資CFを拡大しつつも、ROEを8%以上で維持できる資産効率の改善が実現すれば、成長と収益性の両立が可能となる
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「原材料価格変動」や「外部環境」への言及が多く、内部の価格転嫁力やコスト構造改革の具体策への言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
既存事業の収益体質改善と営業利益率5%を目指す
一致直近の営業利益率は5.9%で目標を達成したが、1期前は2.9%と大きく振れており、改善の定着にはまだ不安定さがある
資本コストを意識した資産効率改善を推進
一致ROEは8.2%で目標達成だが、自己資本比率51.5%は高い水準を維持しており、レバレッジ活用による効率化余地は限定的