株式会社ジャノメ(6445)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年間の売上CAGRが-4.6%と縮小傾向にあり、直近も-0.4%と横ばい。有機的な成長は停滞しており、市場縮小の影響を強く受けている。
財務健全性
★★★★★
直近5期で純利益が-4億円(2期前)から18億円(直近)へ大幅に回復したが、売上規模は4年前の438億円から363億円へ縮小している。
経営品質
★★★★★
財務基盤は堅実だが、売上縮小に対する経営陣の具体的な打開策が数値に反映されていない。外部要因への依存度が高く、実行力の不透明感が残る。
競争優位(モート)
ブランド/独自技術持続性:中
創業以来の信用と高品質な製品評価、グローバル販売網を有するが、低価格帯モデルとの価格競争激化により優位性が脅かされている。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率71.4%と極めて高い財務健全性を維持し、倒産リスクは低い。
- 営業CF/純利益が146%と高く、利益の質(キャッシュコンバージョン)は極めて良好。
- 平均年収633万円と業界平均水準を維持し、人材確保の基盤は比較的安定している。
⚠ 主要な懸念
- 直近5期で売上高が438億円から363億円へ17%縮小し、成長の停止が顕在化している。
- 営業利益率が6.1%と低水準であり、原材料高や価格競争による収益圧迫の影響が大きい。
- 純利益が過去に赤字(-4億円)を計上しており、利益の安定性に課題がある。
▼ 構造的リスク
- 家庭用ミシン市場の成熟・縮小に伴う需要の恒久的な減少リスク。
- 低価格帯モデルとの価格競争が激化し、高付加価値製品への転換が追いつかない場合の収益構造の悪化。
- グローバルサプライチェーンにおける長納期部品の調達難が、生産計画の不安定化を招くリスク。
↗ 改善条件
- 海外新興市場や高付加価値セグメントでの売上構成比が明確に向上し、CAGRがプラスに転じること。
- 原材料価格高騰や為替変動を吸収できるコスト構造改革が完了し、営業利益率が10%台へ回復すること。
- IT関連事業やアフターサービスなど、ハードウェア以外の収益源が売上全体で一定割合を占めること。
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「外部環境の変化」「地政学リスク」「原材料調達難」を列挙する一方で、内部の事業構造変革や具体的な対策への言及が薄い。
言行一致チェック
「Move! 2027」中期経営計画に基づき、ブランド価値向上と成長市場への進出を図る
乖離直近5期の売上高は438億円から363億円へ減少し、4年CAGRは-4.6%。成長市場への進出は数値上確認できない。
株主還元と資本効率向上を重視
一致自己資本比率が71.4%と極めて高く、ROEは5.1%。資本効率の向上余地は残されているが、利益率改善(6.1%)は緩やか。