株式会社タダノ(6395)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
Liebherr GroupSANY Heavy IndustryXCMGTerex Corporation
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGRで11.9%成長し堅調だが、純利益は過去5期で-130億から66億へ大きく振れ、収益の質は不安定である。
財務健全性
★★★★★
営業CFが純利益66億円に対し0億円と著しく乖離し、利益のキャッシュ化が機能していない・投資CFが-251億円と拡大し、自己資本比率46.8%を維持しつつも資金効率に懸念
経営品質
★★★★★
成長投資は実行しているが、利益のキャッシュ化(営業CF 0円)や収益定着に課題があり、外部環境への依存度が高い姿勢が見られる。
競争優位(モート)
独自技術・ネットワーク効果持続性:中
世界トップクラスの技術力とグローバル販売網を有するが、海外メーカーとの競争激化や地政学リスクにより優位性の維持に課題がある。
✦ 主要な強み
- 4年間の売上CAGRが11.9%と、業界全体での堅実な成長軌道を維持している
- 自己資本比率が46.8%と財務基盤が比較的厚く、外部環境悪化下でも事業継続の余力がある
- 世界トップクラスの技術力とグローバル販売網を有し、高所作業車等の海外展開ポテンシャルが高い
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが0円であり、純利益66億円に対しキャッシュフローが伴っていない(CF品質0%)
- 純利益が過去5期で-130億から66億へ大きく振れ、収益性が極めて不安定である
- 投資CFが-251億円と急拡大しており、資金調達依存度が高まっている可能性
▼ 構造的リスク
- BtoBモデルかつ建設プロジェクト依存度が高いため、景気循環やインフラ投資減による需要急落リスクが構造的に存在する
- 慢性的なオペレーター不足が需要抑制要因となっており、製品販売だけでなくサービス収益にも悪影響を及ぼす構造的問題
- 原材料費高騰や為替変動の影響を価格転嫁で吸収しきれない場合、利益率が急激に圧迫される脆弱性がある
↗ 改善条件
- 原材料費高騰や人件費高騰を価格転嫁で吸収し、営業利益率を8%以上で定着させることが必要
- 営業CFを純利益水準まで回復させ、内部資金で投資を賄える体質へ改善することが必要
- 高所作業車等の海外展開で高収益エリアを拡大し、中国経済への依存度を低下させることが必要
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「世界的な金融引き締め」「地政学リスク」「中国経済の不透明感」など外部要因を列挙しており、内部の収益構造改善策への言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
脱炭素化加速や海外展開など成長投資を強化
乖離投資CFが-251億円と前年比で大幅に拡大しているが、営業CFが0円であり、内部資金での投資余力が限定的
収益性改善と強みを活かしたものづくり改革
乖離営業利益率は8.2%と改善したが、純利益率は2.3%と低く、利益の定着には至っていない