日本インシュレーション株式会社(5368)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年間でCAGR-3.9%と縮小傾向にあり、直近も-2.5%減。利益率低下(11.6%→8.4%)も伴い、有機的な成長は停滞している。
財務健全性
★★★★★
自己資本比率76.9%と極めて健全・営業CF/純利益116%でキャッシュフロー品質は良好
経営品質
★★★★★
財務基盤は堅実だが、収益性低下(利益率-3.2p)に対し、外部要因への依存度が高く、内部改革の実行力に疑問が残る。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
100年以上の歴史とゾノトライト系けい酸カルシウム材の製造技術を持つが、建設・プラント業界は価格競争が激しく、独自技術だけでは価格転嫁が困難な構造。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率76.9%と極めて高い財務健全性
- 営業CF/純利益116%と高いキャッシュフローの質
- 100年以上の歴史と独自技術(ゾノトライト系)の保有
⚠ 主要な懸念
- 売上高の4年連続縮小(CAGR-3.9%)
- 営業利益率の低下(11.6%→8.4%)と収益性の悪化
- ROEが5.8%と経営目標(10%)から遠く離れている
▼ 構造的リスク
- 建設・プラント業界の景気変動への依存度が高く、受注の不安定さが収益を直撃する構造
- 原材料価格高騰に対し、製品価格への転嫁が困難な価格競争構造
- 少子高齢化による熟練技術者の確保難易度と、それを補うためのDX投資負担の増大
↗ 改善条件
- 原材料価格高騰を吸収し、利益率を回復させるための具体的な価格転嫁またはコスト構造改革の実現
- 環境分野での新事業拡大により、既存事業の縮小を相殺する新たな収益柱の確立
- DX推進による生産性向上で、労働力不足を補いながら人件費対効果の改善
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
リスク要因として「原材料価格高騰」「地政学リスク」「少子高齢化」を列挙するのみで、内部の価格転嫁戦略やコスト構造改革への具体的な言及が不足している。
言行一致チェック
2030年までにROE10%以上を目指す
乖離直近ROEは5.8%で目標の半分以下。営業利益率も11.6%から8.4%へ低下しており、収益性改善の兆しは見られない。
人的資本経営の強化
不明平均年収599万円と業界平均水準だが、売上・利益の減少局面で人件費抑制や生産性向上の具体的な数値目標が示されていない。