日本山村硝子株式会社(5210)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGRで6.4%成長しているが、直近は0.6%とほぼ横ばい。利益は前年比で大幅に減少しており、成長の質は低下している。
財務健全性
★★★★★
純利益が過去5期で3期(-30億、-97億、-53億)の赤字を計上し、利益の安定性に欠ける・直近の営業利益率が4.2%と低下し、原価高への対応力が限界に近づいている可能性
経営品質
★★★★★
財務基盤は自己資本比率57.3%と健全だが、利益率の低下と利益の振れ幅(最大97億円の赤字)から、外部環境変化への適応力に課題が残る。
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
高品質なガラスびん技術と物流ネットワークを持つが、他素材への転換リスクが構造的に存在し、優位性の維持には継続的な技術革新が不可欠。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率57.3%と財務体質が極めて健全で、倒産リスクは低い
- 営業CF/純利益比率が240%と極めて高く、利益の質(キャッシュコンバージョン)は優秀
- 4年間の売上CAGRが6.4%と、市場縮小局面でも中長期的な成長軌道を描いている
⚠ 主要な懸念
- 直近の営業利益率が4.2%と低下しており、コスト増を価格転嫁できていない可能性
- 純利益が過去5期で3期赤字を記録しており、収益の安定性に大きな懸念がある
- 投資CFが大幅なマイナス(-56億円)となっている一方、売上成長は0.6%と鈍化しており、投資対効果の疑問
▼ 構造的リスク
- プラスチックや金属など代替素材への需要転換がガラスびん市場の構造的縮小を招くリスク
- エネルギー集約型産業であるため、エネルギー価格高騰が収益性を直撃する構造
- 少子高齢化による労働力不足が、技術継承と生産能力維持を阻害するリスク
↗ 改善条件
- 高付加価値製品へのシフトが成功し、原材料費高騰を価格転嫁できる体制が構築されれば、営業利益率の回復が見込まれる
- 新規事業(ニューガラス等)の収益化が加速し、既存ガラスびん事業の縮小を相殺できれば、売上成長率が改善する
- 生産性向上による人件費・物流費の効率化が実現されれば、利益率の低下傾向に歯止めがかかる
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「原燃料・物流費の高騰」「環境規制」「競争激化」など外部要因を列挙しており、内部の価格転嫁力やコスト構造改革への言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
財務基盤の強化と収益性改善
乖離直近の営業利益率が6.1%から4.2%へ低下し、純利益も123億円から28億円へ急減
成長に向けた事業基盤の整備(新規事業構築)
乖離投資CFが直近で-56億円(前年比+133億円増)と拡大しているが、売上成長は0.6%と鈍化