日本板硝子株式会社(5202)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上はCAGR13.9%で成長しているが、直近は+0.9%と鈍化。利益は赤字転落しており、成長の質は低く、収益化に失敗している。
財務健全性
★★★★★
自己資本比率10.5%と財務レバレッジが極めて高い・純利益-138億円でROE-11.1%と資本効率が悪化・営業CF/純利益比-379%でキャッシュフローと利益の乖離が深刻
経営品質
★★★★★
経営陣は外部環境悪化を主要因として強調するが、利益率低下と赤字化という実態への具体的な内部対策が見えず、実行力に疑問が残る。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
高機能ガラス技術とグローバルネットワークを有するが、原材料価格高騰や競合の技術追従により、短期的な優位性は脆弱化している。
✦ 主要な強み
- 4年間の売上CAGRが13.9%と市場拡大に対応した成長実績
- 営業CFが524億円と利益の赤字化にもかかわらず現金創出能力は維持されている
- ガラス・化学品・建材の多角化ポートフォリオによる事業リスク分散
⚠ 主要な懸念
- 自己資本比率が10.5%と財務レバレッジが極めて高く、金利上昇リスクに脆弱
- 営業利益率が2.0%と前年比で半減し、収益性の急落が顕在化
- 純利益が-138億円と赤字に転落し、ROEが-11.1%と資本効率が著しく悪化
▼ 構造的リスク
- 原材料価格高騰を製品価格へ完全に転嫁できない構造上の脆弱性
- 欧州経済減速という特定地域への依存度が高い輸出依存構造
- 低自己資本比率による財務レバレッジの限界と、金利上昇局面での利払い負担増大
↗ 改善条件
- 原材料価格高騰を製品価格へ転嫁し、営業利益率を3%以上へ回復させること
- 有利子負債の削減と自己資本比率を20%以上へ引き上げ、財務レバレッジを正常化すること
- 欧州市場の減速を回避し、または新興国市場での収益貢献を拡大させること
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
欧州減速、インフレ、為替、原材料価格など外部要因を列挙するのみで、内部の価格転嫁力不足やコスト構造の改善策への言及が薄い。
言行一致チェック
収益性の強化と有利子負債削減を目指す
乖離営業利益率が4.3%から2.0%へ低下し、純利益は赤字に転落。自己資本比率も低下傾向にある
脱炭素社会への貢献とデジタル技術活用
不明数値上の裏付けは不明だが、原材料・為替等の外部要因への言及が大半を占める