日本農薬株式会社(4997)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
直近売上は前年比-3.0%と縮小し、ROE2.9%は目標の8%に遠く及ばない。4年CAGR8.7%は成長基盤を示すが、直近の停滞と利益率低下により持続性は低い。
財務健全性
★★★★★
純利益率2.4%と収益性が極めて低い・ROE2.9%で資本効率が悪化・直近期に営業CFが-3億円から104億円へ急変し、キャッシュフローの不安定さがある
経営品質
★★★★★
数値目標(ROE8%等)と実績(2.9%)の乖離が著しく、外部環境への依存度が高い。収益性改善の具体的施策が数値に反映されていないため、実行力には課題がある。
競争優位(モート)
規制/独自技術持続性:中
農薬登録という高い参入障壁と、グローバルな販売網が優位性を支える。しかし、ジェネリックとの価格競争や開発コスト増により、優位性の維持は中長期的に困難となる。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益比率が442%と極めて高く、利益の質は高い
- 自己資本比率52.2%と財務基盤は比較的安定している
- 4年間の売上CAGRが8.7%と、長期的には成長軌道に乗っている
⚠ 主要な懸念
- 直近の純利益率が2.4%と極めて低く、収益性の弱さが顕著
- 直近期に営業CFが-3億円から104億円へ急変し、キャッシュフローの不安定さがある
- ROE2.9%は経営目標の8%に遠く及ばず、資本効率が低い
▼ 構造的リスク
- 農薬登録制度の厳格化により、開発コスト増大と期間長期化が構造的に発生し、新規参入・既存企業の収益を圧迫する
- ジェネリック農薬との価格競争が激化し、高価格帯の差別化が困難な市場構造となっている
- 農業従事者の高齢化・人口減少が構造的に進行し、市場規模そのものが縮小するリスクがある
↗ 改善条件
- 海外売上高比率75%の達成と重点品目の価格転嫁が実現すれば、ROEの改善が見込まれる
- 原材料費高騰への対応策(原価低減)が具体化し、営業利益率が7%台へ回復すれば財務健全性が向上する
- 新規薬剤開発の成功と登録取得が加速し、高付加価値製品のポートフォリオが刷新されれば成長が再開する
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「農業従事者の高齢化」「地政学リスク」「原材料費高騰」など外部要因を列挙しており、内部の戦略実行力不足や収益構造の硬直性への言及が薄い。
言行一致チェック
ROE8%以上、海外売上高比率75%を目標に掲げる
乖離直近ROEは2.9%に留まり、目標達成から遠く離れている。
サステナビリティ経営を成長戦略とし、重点品目の拡販を推進
乖離売上高は前年比-3.0%と減少しており、拡販戦略の実効性に疑問が残る。