株式会社ダスキン(4665)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGR5.3%で着実に拡大しているが、営業利益率3.8%と低く、人件費高騰などの外部要因による収益性の伸び悩みが懸念される。
財務健全性
★★★★★
自己資本比率74.5%と極めて健全だが、営業利益率3.8%は業界平均を下回る水準で収益性の底堅さに課題がある。
経営品質
★★★★★
売上は成長しているが、利益率改善のペースが遅く、外部環境への依存度が高い。DXによる効率化の成果が財務数値に即座に反映されていない。
競争優位(モート)
ネットワーク効果/ブランド持続性:中
全国規模の加盟店ネットワークと長年のブランド実績が強みだが、参入障壁は比較的低く、競合の台頭リスクが存在する。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率74.5%と極めて高い財務健全性を維持している。
- 営業CF/純利益が189%と非常に高く、利益の質(キャッシュコンバージョン)が優れている。
- 4年間の売上CAGRが5.3%と、景気変動下でも着実な成長を続けている。
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が3.8%と低く、人件費高騰などのコスト増に対する価格転嫁力が限定的である。
- 純利益が前年比で約2倍(46億→88億)と変動が激しく、収益の安定性に課題がある。
- 投資CFが-51億円と前年比で縮小傾向にあり、成長投資のペースが鈍化している可能性がある。
▼ 構造的リスク
- フランチャイズモデルにおける加盟店の離脱や、加盟金・ロイヤリティ収入の減少リスク。
- 労働集約型ビジネス構造のため、賃金上昇サイクルに対する収益性の脆弱性。
- BtoC需要に依存するため、景気後退局面でのサービス支出の抑制による売上急減リスク。
↗ 改善条件
- DXによる業務効率化が人件費増加分を上回る生産性向上を実現し、営業利益率の改善が見込まれること。
- 高単価な付加価値サービスの展開や、ミスタードーナツ等の他事業とのシナジー効果による収益多角化が成功すること。
- 加盟店ネットワークの維持・拡大と、顧客ロイヤルティの向上による単価アップが実現すること。
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「景気変動」「労働力不足」「外部環境」を列挙しており、内部の生産性向上策やコスト構造改革への言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
DX推進と事業深化による収益性向上
乖離営業利益率は2.8%から3.8%へ改善したが、純利益率4.7%は依然低く、人件費上昇によるコスト増を完全に吸収できていない。
人材重視と労働力不足解消
不明平均年収735万円と推移データがないため、競争力ある水準か判断が困難だが、労働力不足が主要リスクとして認識されている。