株式会社ヤプリ(4168)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
AI事業分析
競争優位(モート)
独自技術・スイッチングコスト持続性:中
10年以上の先行投資によるノーコードプラットフォームの蓄積と、大企業向け基盤の構築が優位性。ただし、競合の台頭や技術革新への対応次第で維持が困難となる。
✦ 主要な強み
- 高い収益性:売上61億円に対し営業利益率14.6%、純利益率15.2%を達成
- 財務健全性:自己資本比率62.5%と極めて低い負債依存度
- キャッシュフロー品質:営業CF/純利益が84%と利益のキャッシュ化能力が高い
⚠ 主要な懸念
- ROEの異常値:自己資本が1億円から30億円へ急増(推計)し、ROEが1796.2%と非現実的な数値となっている
- 規模の限界:売上61億円規模であり、大企業向けDX市場におけるシェア拡大の余地が不明確
- 投資CFの縮小:投資CFが-1億円と低調で、成長投資(M&AやR&D)が抑制されている可能性
▼ 構造的リスク
- 競合の台頭:ノーコード市場における競合他社の参入により、価格競争や機能差別化の難易度が上昇
- 技術陳腐化リスク:DX技術の急速な進化に対し、自社プラットフォームのアップデートが追いつかない場合、競争力が失われる
- 人材依存構造:IT人材不足が深刻化する中で、開発・サポート体制の維持が事業継続のボトルネックとなる
↗ 改善条件
- M&Aや戦略的提携による事業領域の拡大が実現し、投資CFの拡大と売上規模の拡大が同時に達成されること
- 競合他社との差別化が明確になり、大企業顧客からの継続利用(LTV向上)が確立されること
- IT人材の確保・育成体制が強化され、開発スピードとサポート品質が維持されること
経営姿勢
責任転嫁傾向:低い(内部要因重視)
課題として「IT人材の確保」や「競争激化」を挙げつつも、自社の「機能拡張」や「基盤強化」による対策を明言しており、外部環境への一方的な責任転嫁は見られない。
言行一致チェック
収益性の向上とバランス型成長を重視
一致営業利益率14.6%、純利益率15.2%を維持し、自己資本比率62.5%と健全な財務体質を構築。ROE 1796.2%は自己資本の少なさによる数値的特異性を含むが、利益創出能力は高い。
M&Aによる事業領域拡大
不明投資CFが-1億円と小規模。直近5期推移においてM&Aによる大規模な資本支出や買収の痕跡は確認できない。
AI分析スコア
成長の質
★★★★★
売上61億円で営業利益率14.6%、純利益率15.2%と高い収益性を維持。SaaSモデルによる安定収益基盤が確立され、有機的な成長と収益性の両立が図られている。
財務健全性
★★★★★
懸念なし
経営品質
★★★★★
高い収益性と自己資本比率を維持しており、財務体質の健全性は評価できる。ただし、M&A戦略の数値的裏付けが不明確な点は改善の余地がある。