日本化学工業株式会社(4092)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は 4 年 CAGR 2.9% と緩やかな成長だが、直近は 0.8% にとどまる。利益は純利益が 16 億円から 26 億円へ急伸しており、成長の質はコスト削減効果に依存している側面がある。
財務健全性
★★★★★
懸念なし
経営品質
★★★★★
利益率改善と投資拡大という数値で成長戦略の実行を示しており、誠実性は高い。ただし、リスク要因の記述が外部環境に偏っており、自社の競争力強化策への言及が不足している。
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
130 年以上の歴史と電子セラミック等の高機能材料技術により一定の参入障壁を持つが、市場競争激化と原材料価格変動の影響を受けやすい構造。
✦ 主要な強み
- 営業利益率 8.6% と高い収益性(前年比 2.7 ポイント改善)
- 営業 CF/純利益 249% と極めて高いキャッシュフローの質
- 自己資本比率 61.8% と財務基盤が堅固
⚠ 主要な懸念
- 売上成長率 0.8% と成長の鈍化傾向
- 純利益の推移が 37 億円→22 億円→9 億円→16 億円→26 億円と変動が激しい
- 平均年収 690 万円(直近)のみで、他社との比較や成長トレンドが不明
▼ 構造的リスク
- 原材料価格高騰が利益率に直結する脆弱なコスト構造
- 機能性材料市場における競合他社との価格競争リスク
- 為替変動による海外収益の不安定化
↗ 改善条件
- 原材料価格の安定化または価格転嫁の成功により、利益率の維持・拡大が実現すること
- 海外拠点の収益化と新技術(電子セラミック等)の市場浸透により、売上成長率が 2% 台へ回復すること
- 脱炭素対応や環境規制強化への先行投資が、高付加価値製品への転換を促すこと
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「原燃料価格の高止まり」「不安定な世界情勢」を列挙しており、外部要因への言及が目立つ。ただし、利益率改善という数値成果で内部対策(体質強化)の効果を裏付けている。
言行一致チェック
成長戦略と体質強化を両立し、生産効率化を目指す
一致営業利益率が 5.9% から 8.6% へ改善し、純利益も 16 億円から 26 億円へ増益。CF 品質(営業CF/純利益)が 249% と極めて高い。
電子セラミック材料への投資、海外拠点の強化
一致投資 CF が直近期で -51 億円と過去 5 期で最大規模の支出となり、設備投資や海外展開を強化している兆候が見られる。