日本曹達株式会社(4041)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は横ばい(+0.5%)だが、営業利益率は9.0%から10.3%へ改善。利益成長が売上成長を上回る構造改革の成果が見られるが、有機的な売上拡大は停滞している。
財務健全性
★★★★★
純利益が直近2期で166億円→150億円と減少傾向(-9.6%)・営業CFが直近1期で57億円から226億円へ急増(前年比+296%)
経営品質
★★★★★
投資CFの拡大など数値で戦略実行を示しているが、純利益の減少と売上停滞により、収益構造変革のスピードには課題が残る。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
化学品・農薬分野での独自技術とグローバル展開が基盤。ただし、コモディティ品混在により価格競争リスクがあり、技術優位性の維持には継続的投資が不可欠。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率65.3%と極めて健全な財務体質
- 営業CF/純利益が151%と高いキャッシュフロー品質
- 営業利益率の改善(9.0%→10.3%)による構造改革の進展
⚠ 主要な懸念
- 売上高が4年間でCAGR+2.7%と低成長(直近は横ばい)
- 純利益が直近2期で減少傾向(166億→150億)
- 投資CFの急拡大(-176億円)による資金繰りへの依存度上昇
▼ 構造的リスク
- アグリビジネスにおける天候不順による業績のボラティリティ
- 化学品市場における景気変動と原材料価格変動への脆弱性
- 脱炭素規制対応に伴う追加投資コストの収益性への圧迫
↗ 改善条件
- 高付加価値化学品・農薬の売上構成比向上が実現されれば、売上成長と利益率の同時改善が見込まれる
- 研究開発投資が新製品・新市場の創出に結びつけば、ROE10%目標の達成可能性が高まる
- 原材料価格高騰局面での価格転嫁が円滑に行われれば、利益率の安定性が確保される
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「景気変動」「天候」「規制」を列挙しているが、内部構造の課題(例:既存事業の収益性低下要因)への言及は限定的。
言行一致チェック
高付加価値事業の拡大と構造改革による収益性向上(ROS10%以上目標)
一致営業利益率が9.0%から10.3%へ改善し、目標に肉薄。しかし、純利益は減少しており、コスト削減以外の収益源拡大が課題。
研究技術戦略の推進と長期ビジョン2030の実現
一致投資CFが直近1期で-176億円と過去最大規模(前年比+83%)に拡大。技術投資を強化している姿勢は明確。