株式会社アイリッジ(3917)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は前年比17.4%増と好調だが、営業利益は微増(3.3%)に留まり、成長の質は収益化の遅れにより中程度。
財務健全性
★★★★★
直近期純利益が0.2%と極めて薄利(売上67億円に対し利益0.1億円)・自己資本比率43.2%は健全だが、過去2期で自己資本が22億円から33億円へ回復した経緯あり
経営品質
★★★★★
投資CFの拡大など成長への実行力は示すが、売上成長に対する利益貢献度が低く、収益性改善のスピードが遅い点が評価を抑制する。
競争優位(モート)
複合(プラットフォーム・顧客基盤)持続性:中
APPBOXプラットフォームによる顧客基盤と開発力を有するが、参入障壁が比較的低く、技術革新への対応が持続性を左右する。
✦ 主要な強み
- 売上高が4年間で44億円から67億円へ拡大し、CAGR11.3%の成長軌道にある
- 営業CFが1億円と黒字を維持し、営業活動からのキャッシュ創出能力は安定している
- 自己資本比率43.2%を維持し、財務基盤は比較的健全
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が3.3%と低く、売上規模拡大に対する利益の伴走性が脆弱
- 直近期の純利益が0.2%とほぼゼロ水準であり、利益の安定性に懸念がある
- 平均年収691万円は業界平均水準だが、優秀人材の確保難易度が高い業界特性を考慮すると競争力維持が課題
▼ 構造的リスク
- アプリ開発・マーケティング支援は参入障壁が比較的低く、価格競争や技術陳腐化による収益圧迫リスクが高い
- BtoB事業であり、顧客企業のIT投資縮小やプロジェクト中止が即座に売上減少に直結する構造
- 人材依存型ビジネスモデルであり、優秀な開発・コンサルタントの流出が事業継続性を脅かす
↗ 改善条件
- 高単価・高付加価値なソリューションへのシフトにより、営業利益率を5%以上へ引き上げることが実現すれば、収益構造が改善する
- APPBOXプラットフォームのネットワーク効果が加速し、顧客単価(ARPU)が向上すれば、売上成長が利益に直結するようになる
- M&Aや新規事業が早期に黒字化し、投資CFの回収サイクルが短縮されれば、財務健全性が向上する
経営姿勢
責任転嫁傾向:低い(内部要因重視)
リスク要因として技術革新や人材確保を挙げるが、具体的な内部対策(収益構造改善など)への言及も含まれており、外部責任転嫁は顕著ではない。
言行一致チェック
開発力とビジネス創出力を活かし、顧客企業のTech & Innovation Partnerとして成長
乖離売上は17.4%成長したが、営業利益率は-1.6%から3.3%への改善に留まり、収益性の質的転換は不十分
新規デジタル領域への展開、新規事業創出
一致投資CFが直近期-6億円と過去5期平均(-4.8億円)を上回る投資を実施し、成長投資は実行されている