株式会社三栄建築設計(3228)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上CAGR8.4%と堅調だが、直近の営業利益率9.3%は原材料高騰の影響を受けやすく、利益成長の質は外部環境依存度が高い。
財務健全性
★★★★★
営業CF/純利益比が-20%と著しく悪化(直近期:営業CF-16億円、純利益81億円)・自己資本比率39.6%と住宅業界平均と比較してやや低め
経営品質
★★★★★
売上は拡大しているが、キャッシュフローの悪化と利益率の伸び悩みから、コスト管理や事業効率化の実行力に課題が残る。
競争優位(モート)
ブランド/独自技術持続性:中
都心木造3階建ての設計施工力と「同じ家はつくらない」ブランドは強みだが、住宅業界は参入障壁が比較的低く、価格競争に晒されやすい構造。
✦ 主要な強み
- 4年間の売上CAGRが8.4%と着実に成長している
- ROEが15.2%と高い資本効率を維持している
- 自己資本が5期連続で増加(383億円→606億円)し、財務基盤は強化されている
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが純利益の20%未満(-20%)とキャッシュフローの質が著しく低下
- 原材料費高騰により営業利益率が9.3%と前年比僅か0.6ポイントの改善に留まっている
- 自己資本比率が39.6%と、金融機関からの借入依存度が高い
▼ 構造的リスク
- 住宅建設業界特有の原材料価格変動リスク(鉄鋼・木材等)への脆弱性
- 少子高齢化に伴う住宅需要の構造的な縮小リスク
- 金利上昇による住宅ローン金利の上昇が、BtoC需要を抑制するリスク
↗ 改善条件
- 原材料価格が安定し、コスト増を販売価格転嫁または内部効率化で吸収できれば営業利益率が改善する
- 受注残高の消化が順調に進み、売上認識と現金回収のタイミングが一致すれば営業CFが改善する
- 金利上昇局面でも低金利ローン等の商品開発で需要を維持できれば成長が持続する
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題・リスクとして「原材料価格高騰」「人手不足」「景気動向」を外部要因として列挙しており、内部の原価管理や生産性向上への具体的な対策言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
コスト削減・業務効率化の推進
乖離売上高は増加(+3.7%)したが、営業利益率は9.3%と前年比微増(8.7%→9.3%)に留まり、原材料高騰によるコスト増を完全に吸収できていない。
グループ全体の拡大・成長投資
乖離投資CFは19億円とプラスだが、営業CFが-16億円とマイナス転落しており、本業からのキャッシュ創出力が投資を賄えていない。