カゴメ株式会社(2811)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGRは11.6%と成長基盤はあるが、直近売上は-4.1%減益。原材料高や為替等の外部要因が収益を圧迫しており、有機的な成長力は減速している。
財務健全性
★★★★★
直近営業利益率が11.8%から7.7%へ3.1ポイント急落・純利益が250億円から148億円へ約4割減少
経営品質
★★★★★
財務数値の悪化に対し、外部環境要因への言及が主であり、内部改善策の具体性に欠ける。利益率の急落は経営陣の収益管理能力への疑問を招く。
競争優位(モート)
ブランド/独自技術/複合持続性:中
「農から食」の一貫バリューチェーンと種子開発技術は強みだが、加工食品市場は競合激化によりブランド力のみでの価格維持が困難な構造。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益比率が182%と極めて高く、利益のキャッシュ化能力が優秀
- 自己資本比率が50.7%と財務基盤が堅固で、財務リスクは低い
- 種子開発から加工まで一貫したバリューチェーンを有し、供給網の安定性が高い
⚠ 主要な懸念
- 直近の営業利益率が前年比で3.1ポイント低下し、収益性が急激に悪化
- 売上高が前年比4.1%減少しており、市場縮小や競争激化の影響を直接受けている
- 純利益が前年比で約40%減少しており、コスト増の吸収力が限界に達している可能性
▼ 構造的リスク
- 原料(トマト等)の価格変動リスクを製品価格へ完全に転嫁できない構造的弱み
- 国内市場の人口減少構造に対し、単なるブランド力では需要維持が困難な市場環境
- 海外事業における為替変動リスクが収益に直結する構造であり、ヘッジ手法の限界が露呈しやすい
↗ 改善条件
- 原材料高騰を製品価格へ適切に転嫁し、営業利益率を10%台前半へ回復させることが必要
- 国内市場での高付加価値化や海外市場でのシェア拡大により、売上高マイナス成長を脱却する必要がある
- コスト構造の抜本的見直しにより、変動費比率を抑制し、利益率の安定化を図る必要がある
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題認識において「人口減少」「天候不順」「為替」等の外部要因を列挙するのみで、内部の価格転嫁力強化やコスト構造改革への具体的言及が不足している。
言行一致チェック
国内事業の収益性向上と国際事業の強化
乖離直近売上高は-4.1%減、営業利益率は11.8%から7.7%へ低下。収益性向上の兆しは見られない。
M&Aによる事業拡大
乖離投資CFは-115億円と前年比で縮小傾向(-463億円から)。M&Aによる積極的な資本投下は抑制されている。