株式会社J-オイルミルズ(2613)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGRは8.8%と成長基盤はあるが、直近売上は5.5%減。原材料高や円安等の外部要因が収益を圧迫しており、有機的な成長力は不安定。
財務健全性
★★★★★
直近売上高2308億円で前年比5.5%減(4期連続の増収後、2期連続の減収)・営業利益率3.7%は改善傾向だが、原材料費高騰による収益性圧迫が顕著
経営品質
★★★★★
利益率は改善しているが、売上減少と外部要因への依存度が高い。成長宣言と直近の減収実績に乖離があり、実行力の検証が必要。
競争優位(モート)
独自技術・ブランド持続性:中
「おいしさデザイン」や「長徳」など高付加価値製品で差別化を図るが、原料価格変動の影響を受けやすく、競合他社との価格競争リスクも残る。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益比率が262%と極めて高く、利益の質(キャッシュコンバージョン)が優秀
- 自己資本比率62.5%と財務基盤が堅固で、外部環境悪化時の耐性が高い
- 4年間の売上CAGRが8.8%と、長期的には成長軌道に乗っている
⚠ 主要な懸念
- 直近売上高が2308億円で前年比5.5%減少し、成長の持続性に疑問符
- 営業利益率3.7%は改善したが、原材料費高騰による収益性圧迫が依然として課題
- 純利益が過去5期で最大10億円から70億円へ変動しており、収益の安定性に欠ける
▼ 構造的リスク
- 植物油・スターチなど主要原料の価格変動リスクに収益性が直結する構造
- 円安継続による輸入原料コスト増と、国内市場の縮小(少子高齢化)による需要減の二重苦
- BtoBtoCモデルにおける価格転嫁の難易度と、競合他社との価格競争によるマージン縮小リスク
↗ 改善条件
- 原料価格高騰に対する適切な価格転嫁が実現し、売上高が前年比プラスに転じる
- 高付加価値製品の販売比率がさらに向上し、原材料費高騰を吸収できる収益構造へ移行する
- 海外市場での「まめのりさん」等の展開が加速し、国内市場の縮小を補完する成長エンジンとなる
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題・リスクとして「不透明な経営環境」「原材料費高騰」「円安」を列挙するのみで、内部の価格転嫁戦略やコスト構造改革の具体策への言及が薄い。
言行一致チェック
構造改革の成果を踏まえ「復活」から「成長」へ舵を切る
乖離直近売上は前年比5.5%減。成長戦略の効果が直近の財務数値に明確に反映されていない。
高付加価値製品の拡販強化
一致営業利益率は3.0%から3.7%へ改善。高付加価値化の試みは一定の成果を上げている。