株式会社長谷工コーポレーション(1808)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上CAGR9.8%で堅調な成長を遂げているが、純利益が直近で半減し、利益成長の質は売上成長に追いついていない。
財務健全性
★★★★★
営業CFが直近期に39億円と前年比96%減(1150億円→39億円)と急落・営業CF/純利益比率が11%と極めて低く、利益のキャッシュ化能力が脆弱・自己資本比率39.0%と建設業界平均水準と比較してやや低め
経営品質
★★★★★
売上規模は拡大しているが、利益率の低下とキャッシュフローの急減により、経営陣の収益性改善への実行力に疑問符がつく。
競争優位(モート)
複合持続性:中
土地情報収集力と施工品質によるブランド力を持つが、建設業界全体で人材不足・資材高騰が共通課題であり、他社との差別化は限定的。
✦ 主要な強み
- 4年間の売上CAGRが9.8%と、業界全体で堅調な成長軌道にある
- 自己資本が5320億円と過去最高水準に達し、財務基盤は比較的厚い
- ZEH住宅や再生可能エネルギーなど、サステナビリティ分野への積極的な投資体制
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが前年比96%減(1150億円→39億円)と急激な悪化
- 純利益率が2.9%と低く、利益のキャッシュ化能力(CF品質)が11%と脆弱
- 離職率5.0%と建設業界特有の人材確保難易度の高さ
▼ 構造的リスク
- 建設技能労働者不足という構造的な人手不足が、コスト増と工期遅延の両面で収益を圧迫するリスク
- 資材価格高騰に対する価格転嫁の遅れが、利益率を恒常的に低下させる構造的問題
- 公正取引委員会による独占禁止法違反疑いの調査が、事業継続やブランド価値に与える不確実性
↗ 改善条件
- 資材・労務費高騰に対する適正な価格転嫁が実現し、営業利益率が7.8%水準へ回復すること
- 建設技能労働者の確保・定着策が効果を持ち、離職率低下と生産性向上が財務数値に反映されること
- 独占禁止法調査の早期解決と、内部管理体制の強化によるリスクの払拭
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「資材・労務費高騰」「景気動向」「金融政策」など外部要因を列挙するのみで、内部コスト構造の改善策や価格転嫁の具体性が薄い。
言行一致チェック
建設関連事業の更なる伸長と深化、収益性の向上
乖離売上は7.6%増だが、営業利益率は7.8%から7.2%へ低下し、純利益も560億円から344億円へ大幅減
効率的な生産体制の構築
不明平均年収1058万円(業界平均水準)だが、営業CFの急減により生産性向上の成果が財務数値に反映されていない