株式会社 山 善(8051)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGR4.4%で緩やかに成長しているが、直近の営業利益率は1.8%と低水準で、収益性の伴った成長には課題が残る。
財務健全性
★★★★★
営業利益率が1.8%と低く、原価高や価格競争による収益性の圧迫が顕著・直近の営業CFが1期前の112億円から84億円へ大幅に減少
経営品質
★★★★★
財務目標(ROE8%)と実績(5.9%)に乖離があり、外部環境への依存度が高い記述が見られる。収益性改善への具体的な内部施策の提示不足が懸念される。
競争優位(モート)
ブランド/独自技術持続性:中
長年のブランド信頼性と幅広い商品ラインナップが基盤だが、価格競争が激しい家電・住宅設備市場において、他社との明確な差別化は限定的。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率43.8%と財務基盤が堅固で、自己資本は5年連続で増加傾向
- 営業CF/純利益が107%と高い水準で、利益の質(キャッシュ化能力)は良好
- 売上高は4年間で約18%増加し、緩やかな成長軌道にある
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が1.8%と低く、価格競争やコスト増による収益性の脆弱性が指摘される
- 直近の営業CFが前年比で約25%減少しており、キャッシュ創出力の減速が懸念される
- 純利益率が1.5%と低く、売上規模に対する利益の取り込み効率が低い
▼ 構造的リスク
- BtoC向け家電・住宅設備市場における激しい価格競争と、他社による新製品投入によるシェア変動リスク
- グローバルサプライチェーン依存による、原材料価格高騰や物流コスト増への脆弱性
- 海外収益比率が高い場合の、為替変動や地政学リスクによる収益性への直接的な影響
↗ 改善条件
- 原材料価格や物流コストの安定化、あるいはコスト転嫁の成功により、営業利益率が2%台へ回復すること
- デジタル化やオンライン販売の強化が、売上成長率を5%以上へ引き上げることで、規模の経済が機能すること
- ROE8%目標達成に向けた、内部構造改革や高収益商品へのシフトが具体化し、数値に反映されること
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題認識として「米国の保護主義」「原材料価格高騰」「為替変動」など外部要因を列挙しており、内部の収益構造改善策への言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
PROACTIVE YAMAZEN 2027でROE8.0%を達成する方針
乖離直近のROEは5.9%であり、目標達成には大幅な改善が必要
デジタル化による顧客価値の最大化
不明オンライン販売強化の記述はあるが、売上成長率1.8%は市場平均並みで特筆すべき加速は見られない