NISSHA株式会社(7915)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は前年比16.6%増と回復したが、4年CAGRは2.1%と低く、直近の成長は基盤回復による反動と見られる。利益率2.8%は依然として低水準。
財務健全性
★★★★★
直近の営業利益率が2.8%と低く、1期前の-2.3%からの回復途上である・自己資本比率45.5%は健全だが、ROE3.5%は資本効率の低さを示唆
経営品質
★★★★★
売上は回復したが、利益率の改善が追いついておらず、収益構造の体質改善への実行力に課題が残る。CF品質は良好(319%)だが、ROE3.5%は低水準。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
メディカル分野での高い技術力と多様な技術の融合が強みだが、市場競争の激化や価格競争リスクにより優位性の維持には課題がある。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益比が319%と極めて高く、利益の質とキャッシュ創出能力が優れている
- 売上高が16.6%増と急回復し、直近5期で最高水準(1956億円)を記録
- 自己資本比率45.5%を維持し、財務基盤は比較的安定している
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が2.8%と低く、1期前のマイナスから脱却したものの収益性の弱さが残る
- ROEが3.5%と低く、自己資本に対する収益効率に改善余地がある
- 4年間の売上CAGRが2.1%と低く、中長期的な成長軌道が明確でない
▼ 構造的リスク
- BtoB精密機器・電子デバイス分野における価格競争の激化が利益率を圧迫する構造
- 為替変動や環境規制強化など外部環境への依存度が高く、内部コントロールでリスクを完全に回避しにくい構造
- 技術革新のスピードが速く、既存技術の陳腐化リスクが事業継続に直結する構造
↗ 改善条件
- 高付加価値製品へのシフトやコスト構造改革により、営業利益率を5%以上へ引き上げることが必要
- M&Aによるシナジー効果の確実な発現と、ROEを8%以上へ改善するための資本効率化が実現すること
- 為替変動リスクをヘッジする体制強化と、環境規制への先行的対応によるコスト増の吸収体制の構築
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「為替」「環境規制」「技術革新」を列挙しているが、内部の利益率改善策やコスト構造改革への具体的な言及が不足している。
言行一致チェック
収益性向上と安定化を目指す
乖離直近の営業利益率は2.8%と前年比大幅改善だが、過去5年平均で見ると依然として低水準(直近5期平均約1.5%)
M&Aによる事業拡大
不明投資CFは-114億円と拡大傾向にあるが、純利益の回復(39億円)と連動しており、M&A効果の定着は不透明