日野自動車株式会社(7205)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は11.9%増と回復したが、純利益は-2178億円の巨額赤字。収益の質は低く、一時的な売上拡大に過ぎない可能性が高い。
財務健全性
★★★★★
自己資本比率が17.0%と極端に低く、財務レバレッジが過剰・純利益が-2178億円でROEが-47.0%と財務基盤が崩壊寸前・営業CFが11億円と利益の質が著しく悪化(CF/純利益 -0%)
経営品質
★★★★★
売上回復の兆しはあるが、巨額赤字と自己資本の急減により経営陣の財務健全化への実行力は疑わしい。誠実な自己評価と数値改善の乖離が大きい。
競争優位(モート)
ネットワーク効果/独自技術持続性:中
商用車特有の広範な販売・整備ネットワークと高品質ブランドは強みだが、電動化・CASE化の転換期において技術的優位性の維持が不透明。
✦ 主要な強み
- 売上高が15163億円から16972億円へ11.9%増と、市場での販売基盤は維持・拡大している
- 営業利益が-81億円から575億円へ黒字転換し、営業利益率は-0.5%から3.4%へ改善
- 商用車分野における長年の実績と広範な販売・整備ネットワークを保有
⚠ 主要な懸念
- 純利益が-2178億円と巨額の赤字を計上し、ROEが-47.0%と財務状態が極めて悪化
- 自己資本が6049億円から2510億円へ4期連続で減少し、自己資本比率は17.0%まで低下
- 営業CFが11億円と利益の質が著しく悪化しており、キャッシュフローの持続性に懸念
▼ 構造的リスク
- エンジン認証不正問題に起因するブランド毀損と法的リスクが収益構造に継続的な打撃を与える構造
- 商用車市場における電動化・CASE化への転換遅延が、既存の内燃機関ビジネスの衰退を加速させるリスク
- 巨額の赤字と自己資本の枯渇により、資金調達コストの上昇や投資余力の喪失という財務的制約が経営を縛る構造
↗ 改善条件
- エンジン認証不正問題による風評被害が収束し、純利益が黒字転換して自己資本比率が30%以上へ回復すること
- 電動化技術の確立と量産化が実現し、営業利益率が8%の目標水準に達して持続的な黒字体質を築くこと
- 原材料価格高騰などの外部要因が安定し、内部コスト構造の抜本的見直しにより利益率が改善すること
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「原材料価格高騰」や「外部環境」を挙げる一方で、エンジン認証不正という内部起因のリスクに対する具体的な再発防止策の数値的裏付けが不足。
言行一致チェック
収益力回復と営業利益率8%の達成
乖離直近の営業利益率は3.4%に回復したが、純利益は-2178億円の巨額赤字で利益率-12.8%。収益構造の根本改善に至っていない。
経営基盤強化を図る
乖離自己資本が4期連続で減少し(6049億→2510億)、自己資本比率は17.0%まで低下。基盤強化とは逆の動き。