シライ電子工業株式会社(6658)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGR7.0%で中長期的に成長。直近は売上1.7%増と緩やかだが、純利益は前年比40%増(15→21億円)と利益成長が売上を上回り、収益性改善が進行中。
財務健全性
★★★★★
直近5期で純利益が2期連続で改善(15→21億円)し、自己資本比率が51.7%と健全化・営業CF/純利益が126%とキャッシュフローの質は高いが、投資CFが-2億円と設備投資ペースは低調
経営品質
★★★★★
利益率は改善傾向にあるが、リスク要因を外部環境に帰属させる姿勢が強い。投資CFの低調さから、新経営陣による積極的な成長投資へのコミットメントは数値上確認しにくい。
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
両面・多層基板の技術力と多層化対応能力が基盤。ただし、電子部品業界は参入障壁が比較的低く、他社との差別化は技術革新の継続に依存する。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率51.7%と財務基盤が安定しており、ROE26.2%と高い資本効率を維持
- 営業CFが26億円と純利益(21億円)を上回り、利益のキャッシュ化能力が高い
- 売上高293億円に対し営業利益率8.8%と、業界平均を上回る収益性を確保
⚠ 主要な懸念
- 直近の売上成長率1.7%は鈍化傾向であり、CAGR7.0%との乖離が懸念される
- 投資CFが-2億円と前年比で減少傾向にあり、将来の成長基盤強化への投資意欲が不明瞭
- 平均年収の推移データが不足しており、人材定着・採用戦略の実効性が数値で検証困難
▼ 構造的リスク
- BtoBモデルであり、顧客の最終製品需要(半導体、家電、自動車等)の景気変動に収益が直結する構造
- 銅箔や樹脂など原材料価格の変動リスクを価格転嫁で吸収できるかが収益性を左右する構造
- 技術革新が急速な電子部品業界において、次世代技術への対応遅れが即座にシェア喪失に繋がる構造
↗ 改善条件
- 原材料価格高騰局面において、顧客への適正な価格転嫁が実現されれば利益率の維持・改善が見込まれる
- 新経営陣による明確な成長投資(設備・R&D)が投資CFの拡大として数値化されれば、中長期的成長の加速が期待される
- 海外経済の底入れと為替安定が実現すれば、海外拠点の収益性が安定し、売上成長率の回復が期待される
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「海外経済の下振れ」「原材料価格高騰」「円安」など外部要因を列挙。内部の価格転嫁戦略やコスト構造改革への具体的言及が欠如している。
言行一致チェック
収益性改善を図る
一致営業利益率が8.0%から8.8%へ改善し、純利益が21億円と過去最高水準に回復
人財を重視し、企業価値向上を目指す
不明平均年収518万円(直近)の記載はあるが、過去数値との推移比較不可。投資CFが-2億円と設備投資が抑制されており、成長投資との整合性は不明