株式会社東京自働機械製作所(6360)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGRは+4.7%と中長期的には成長基盤を維持しているが、直近は売上-4.2%と減速。海外比率向上という戦略に対し、直近の数字では明確な逆風が確認される。
財務健全性
★★★★★
直近売上高129億円で前年比-4.2%の減少・営業CFが前年比で10億円から-14億円へ大幅な悪化(純利益12億円に対しCFはマイナス)
経営品質
★★★★★
利益率は改善しているが、売上減少と営業CFの急落(-14億円)に対し、経営陣の成長戦略(海外拡大等)が直近で機能していない点に懸念。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
長年の技術蓄積とライフサイクルマネジメントによる顧客密着型モデルが強みだが、汎用的な自動化機械市場での競争激化により優位性の維持には継続的なイノベーションが不可欠。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率59.5%とROE15.1%を記録し、財務基盤が堅牢で資本効率が高い
- 平均年収687万円と業界水準を凌駕する水準で、人材確保による技術力維持の基盤がある
- 営業利益率12.1%と高い収益性を維持しており、コスト管理や高付加価値化が機能している
⚠ 主要な懸念
- 直近の売上高が129億円で前年比-4.2%と減少傾向にあり、成長の持続性に疑問符
- 営業CFが-14億円と大幅なマイナスに転じ、純利益12億円との乖離(CF品質83%)が拡大し、収益の質が低下
- 海外比率向上という戦略に対し、直近の売上減少が示すように海外需要の取り込みが不透明
▼ 構造的リスク
- BtoBの大型設備投資需要に依存しており、世界経済の減速や顧客の設備投資計画変動に業績が極めて敏感
- 人手不足という社会課題が自動化需要を喚起する一方で、自社の技術提供側としても人材確保がボトルネックとなるジレンマ
- 米国通商政策などの地政学リスクが、グローバル顧客の設備投資計画に直接的な打撃を与える構造
↗ 改善条件
- 海外市場での受注が回復し、包装機械事業の売上拡大が実現すれば、売上減少トレンドの転換が見込まれる
- 原材料価格高騰が落ち着き、顧客の設備投資意欲が回復すれば、営業CFの改善と利益率の維持が可能となる
- 高度な技術を持つ人材の確保・定着が図られ、生産性向上が実現すれば、人手不足リスクを競争優位に変換できる
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「世界経済の減速」「物価上昇」「人手不足」を列挙しており、外部環境要因への言及が主。内部の競争力強化策や具体的な対策への言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
包装機械事業の売上拡大と海外比率向上
乖離直近売上高は129億円で前年比-4.2%の減少。海外比率向上の成果が直近のトップラインに反映されていない。
生産機械事業の安定確保と利益確保
一致営業利益率は12.1%と前年比10.3%から改善。利益率は向上しているが、売上規模の縮小が懸念される。