株式会社イルグルム(3690)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGR13.7%で成長し、直近は35.7%増と加速。ただし、純利益が赤字に転落しており、成長の質は利益伴走の遅れが懸念される。
財務健全性
★★★★★
直近期純利益が-1億円で赤字転落(前年比+1億円改善だがマイナス)・営業CF/純利益が-415%とキャッシュフローの質が極めて悪化・自己資本比率52.6%と財務基盤は堅牢だが、利益の不安定さが資本効率を圧迫
経営品質
★★★★★
売上成長は達成したが、利益目標の未達とCF悪化により実行力に課題。ただし、課題を客観的に認識し、数値目標(100億円売上)を掲げる姿勢は誠実。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
生成AIを活用したマーケティング支援製品とEC垂直統合モデルは強みだが、競合の激化や技術陳腐化リスクがあり、スイッチングコストは限定的。
✦ 主要な強み
- 売上高が4年間で30億円から49億円へ拡大し、CAGR13.7%の成長軌道にある
- 自己資本比率52.6%と財務基盤が安定しており、自己資本17億円を有する
- 営業CFが6億円と黒字を維持しており、事業活動からの資金創出能力は高い
⚠ 主要な懸念
- 直近期の純利益が-1億円と赤字に転落し、収益性が脆弱化している
- 営業利益率5.7%と低水準であり、売上拡大に対する利益の伴走が遅れている
- 営業CF/純利益が-415%と悪化しており、会計上の利益とキャッシュフローの乖離が拡大
▼ 構造的リスク
- サブスクリプション型モデルにおいて、顧客の解約や単価低下が収益に直結するリスク
- 生成AI分野における技術革新のスピードが速く、既存サービスの陳腐化リスクが高い
- 高度専門人材への依存度が高く、採用競争激化によるコスト増と離職リスクが経営を圧迫
↗ 改善条件
- 売上高100億円達成に向けたスケールメリットの発現により、固定費配分が改善されれば利益率向上が見込まれる
- 生成AI製品の単価向上または顧客単価(ARPU)の拡大が実現されれば、赤字脱却の転換点となる
- 営業CFの純利益比が改善し、キャッシュフローと利益の乖離が解消されれば財務健全性が回復する
経営姿勢
責任転嫁傾向:低い(内部要因重視)
リスク要因として外部環境(競争、規制)を列挙しているが、同時に「人材確保」「顧客ニーズ対応」など内部課題への言及も明確に行っており、他責傾向は低い。
言行一致チェック
利益の持続的成長とROE10%以上を重視
乖離直近期は純利益が-1億円(ROE-7.3%)となり、目標と完全に乖離
人材を重視し、プロダクト開発と高い専門性を持つ人財へ変革
不明平均年収626万円(直近期のみ公表)だが、利益減益とCF悪化により人件費負担増の懸念