いちご株式会社(2337)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は微増(+1.0%)だが、営業利益率は15.7%から19.5%へ改善。利益成長はコスト削減や高収益事業の寄与によるものであり、有機的な売上拡大は停滞している。
財務健全性
★★★★★
営業CFが純利益の-187%(-284億円)と大幅なマイナス。利益の質が極めて低い。・自己資本比率30.2%と低水準。金利上昇局面での資金調達コスト増リスクが顕在化。
経営品質
★★★★★
利益率は改善したが、営業CFが巨額のマイナスに転じた点は経営陣のキャッシュフロー管理能力に疑問を呈する。平均年収の維持は評価できるが、財務健全性の改善には至っていない。
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
心築による不動産価値向上ノウハウと再生可能エネルギー開発実績が複合的に作用。ただし、不動産市況や規制変更の影響を受けやすく、他社参入の余地がある。
✦ 主要な強み
- 営業利益率19.5%と高い収益性。前年比3.8ポイントの改善により、事業構造の効率化が進んでいる。
- 自己資本1227億円と規模を維持。純利益152億円を計上し、内部留保の蓄積は継続している。
- 平均年収1147万円と高水準。高度な技術力を持つ人材を確保・維持する基盤がある。
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが-284億円と大幅なマイナス。純利益152億円に対し、CF品質は-187%と極めて悪化。
- 自己資本比率30.2%と低水準。金利上昇局面において、財務レバレッジのリスクが高まっている。
- 売上成長率+1.0%とほぼ横ばい。再生可能エネルギー事業の強化が売上拡大に直結していない。
▼ 構造的リスク
- 不動産市況の変動に収益が敏感に反応する構造。売却益や賃料収入が景気循環に左右される。
- 再生可能エネルギー事業における規制変更リスク。補助金制度や買取価格の変動が収益性を直接脅かす。
- 金利上昇による資金調達コストの増大。自己資本比率が低いため、借入依存度が高く、財務コスト増が利益を圧迫する。
↗ 改善条件
- 営業CFが黒字に転じ、利益のキャッシュ化が実現すれば、財務健全性と投資余力が回復する。
- 再生可能エネルギー事業の売上が売上高の2桁%を占めるようになれば、不動産市況への依存度が低下し、収益の安定性が向上する。
- 自己資本比率を40%以上に引き上げるための内部留保の蓄積、または増資による資本強化が実現すれば、金利リスクへの耐性が強化される。
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「不動産市況」「金利」「気候変動」を列挙。内部のキャッシュフロー管理の甘さや、成長投資の成果が営業CFに反映されていない点への言及が薄い。
言行一致チェック
再生可能エネルギー事業を強化し、持続性の高い収益基盤を構築
乖離売上成長率+1.0%とほぼ横ばい。投資CFは+54億円と前年比で改善したが、営業CFの悪化によりキャッシュフローが枯渇している。
サステナブルインフラ企業としてのブランド強化と技術力向上
一致平均年収1147万円(業界平均水準以上)を維持。人材確保への投資は行われているが、利益率向上との直接的な相関は不明。